なんとなくこれまでのEighter歴を振り返ってみる

大倉さん

お誕生日おめでとうございます。

もう37歳になるのかと結構驚いています。私の中では30歳ぐらいで止まっています。

私が初めてライブで見た大倉さんが丁度30歳だったからでしょうか。

 

大倉さんを認識したのは「踊れドクター」というドラマでした。母親が見ていたのをたまたま見たのだと思います。イケメンな俳優さんがいるなと思って調べたら関ジャニ∞の人だったので、こんな人関ジャニにいたっけ?と思い、それからはなんとなくテレビに出てたら見るぐらいの応援をしていました。太鼓の達人と化していた大倉さんや、Mステでドラムを叩く大倉さんを見てはかっこいい人だなと思って眺めていました。私はあまりドラマを見る方ではないのだけれど、大倉さんが出ていたら見るぐらいにはこの時もう既に大倉さんのファンになり始めていたのだと思います。

そこからファンクラブに入るきっかけになったのは、高橋優さんとのラジオでした。オールナイトニッポンのパーソナリティになるというのは、普段ラジオを聴いていなかった私にもわかるぐらいビッグニュースでした。私はその時スマホを持っていなかったし、家にラジオもないし聴く術を持っていませんでした。ただ、何故だかわかりませんがこれは聴かねばと思い、誕生日プレゼントにラジオを買ってもらいました。父にラジオが欲しいと言ったらキョトンとされたのを覚えています。毎週くだらない話をして、時々熱い話をして、あっという間の1時間半でした。聴いていくうちに大倉さんだけでなく、高橋さんにも興味を持ち、「この人達、すっごいいい人だ」と中学生ながらにこんな大人になりたいなと思いました。そうして生まれて初めて買ったCDが「関ジャニズム」でした。「象」は今でも私の中で1、2を争う大好きな曲です。もっと色んな曲を聴きたいと、近所のレンタルショップに行って片っ端からアルバムを借りてウォークマンに入れました。「踊れドクター」の主題歌だった「LIFE〜目の前の向こうへ〜」がバンド曲だったため、関ジャニ∞がバンド演奏をするということは知っていましたが、思っていた以上にダンス曲もあったことに驚きました。実際どれくらい踊るのだろうとたまたまその時売っていた「JUKEBOX」のライブDVDを買いました。「JUKEBOX」はバンド主体のツアーだったのでダンスはあまり見られなかったのだけれど、このDVDを買った結果、関ジャニ∞のバンドに惹かれ母と姉も関ジャニ∞に沼ることとなりました。私はそれまで家族に関ジャニ∞が好きだと言ったことはありませんでした。なんとなく、ジャニーズを好きだというのが恥ずかしかった。ただ、バンドをする関ジャニ∞はジャニーズらしさが薄く、恥ずかしさが和らいだのかもしれない。若かったな。今ではもう何の恥ずかしさもないのですが。

そうして「関ジャニのライブ行きたい」が母、姉、私の結束を生み、あれやこれやという内にファンクラブに入会することとなりました。そして、運良く年明けの「関ジャニ∞の元気が出るLIVE」に3人で参戦することとなったのでした。

京セラドームに行ったのはその時2回目。

1回目は母に連れられて行った野球の阪神戦でした。

ライブの日は平日で、私と姉は学校終わりに休みを取ってもらった父に駅まで送ってもらい、先にグッズを買うためにドームに行っていた母と開演ギリギリに落ち合い入場しました。会場に入った時の胸の高鳴りを今でもはっきりと覚えています。野球の試合の時とは全く違う、コンサート会場としての京セラドームに非日常を感じました。席は1塁スタンドで決して近くはなかったけれど、ここに関ジャニが出てくるのかと半分信じられない気持ちで、買ってもらったばかりのペンライトを握りしめて開演を待ちました。DVDで見たのと同じペンライトの海が目の前に広がっていて、エイトコールが響いていて、本当にライブが始まるんだねと母とコソコソと話していたらオープニングが始まりました。ドームに向かう道をメンバーが歩いている映像に、姉と「さっきあそこ歩いたね」と興奮し、ステージ下の映像に切り替わると「ホントに?ホントにもう出てくるの?」と正直困惑していたら、7人がステージに出てきて目の前の光景が現実なのかと疑っていたら1曲目が始まりました。テレビでしか見たことのなかった人が、目の前にいるという生まれて初めての経験に声も出せず、ペンライトも振らず、ただ呆然とすることしかできず、気づけば次の曲でした。

本当にあっという間に時間は過ぎ、アンコールまで終えてドームを出ると周りにいる人みんなが幸せそうで、「アイドルってすごい」という月並みの感想を抱き、「また見に行きたいね」と母と姉と写真を撮って帰路につきました。

 

このライブ以降、リサイタルには縁がありませんでしたが、ドームツアーには参戦でき、年に1回関ジャニ∞に会うことが家族の中でも恒例となっていました。

 

2018年に関ジャニ∞は6人になりました。

私が関ジャニ∞を認識した時から彼らは7人で、ずっとこれからも7人で活動しておじいちゃんになっても7人でやっていくんだなと当たり前に思っていました。

私は週刊誌とかネットニュースに疎いところがあり、渋谷さんの脱退の噂も知らず、「そんなニュースあったんだ。適当なこと書くなぁ」としか思っていませんでした。

なので、最初に違和感を感じたのは、4月15日の記者会見の前日のオールナイトニッポンでした。放送終了間際に言葉を詰まらせながら熊本の地震について話す大倉さんに「どうした、」とは思いました。でもそこから渋谷さんの脱退にまで繋げることは私にはできず、ただ「何かあったのかな」と思うしかありませんでした。翌朝、お知らせメールを見てもよくわかりませんでした。どうして?と思うことしかできませんでした。テレビをつけたら会見の中継をしていて、本当なんだと思いました。正直納得できなくて、でも中継を見て一番に思ったのは渋谷さんの隣にいる大倉さんが、明らかにあのラジオの後一睡もできなかったのだろうという顔をしていて、「なんて顔させてんだよ、すばる」でした。ファンとかどうでもいい、メンバー傷つけるなよという気持ちでした。

7人最後の出演と銘打って色んな音楽番組に出る姿を見て、これから6人はどうなるんだろうという気持ちでした。それは、関ジャニ∞どうこうという心配ではなく、6人は無理をしていないかという心配でした。関ジャニ∞が続いていくことはもちろん嬉しい、でも6人にはそれぞれ好きなことをしてほしい。自分の納得のいく人生にしてほしい。

そんな気持ちの中迎えたのが「GR8EST」ツアーでした。アリーナの通路横という今までで一番近い席でした。しかし、安田さんの病気や怪我のことも心配で、正直あまり内容は覚えていないのです。それでも、6人が関ジャニ∞を続けてくれるのならば応援させてもらおうと思ったライブだったのは確かです。

渋谷さんに対しても、一度きりの人生好きに生きて音楽を極めてくださいなと思えるようになったのもライブの後だったと思います。思い返せばなんて上から目線なんだろう私、と思うが。

「ここに」がリリースされて、再出発するんだという気迫を感じ、これからもよろしくお願いしますという気持ちで応援していました。

 

2019年

「十五祭」を最後に関ジャニ∞は5人になりました。

ライブはいつも通り、母と姉と3人で参戦し、楽しかった思い出しかありません。気になったことといえばメンバーの挨拶が映像だったことぐらいでした。

この時の私は1年前と同じく錦戸さん、大倉さんの脱退説なんて全く気にも留めず過ごしていました。だからこそ、6人になるという時より驚いた。テレビもラジオもいつも通りの彼らだったから。当たり前なんてないと知ったはずなのに6人で関ジャニ∞が続いていくもんだと思っていました。錦戸さんは多くを語らず去っていって、状況が掴めないまま47都道府県ツアーが告知されて、放心状態でした。

大倉さんがラジオで手紙を読んでくれて、グループを閉じる覚悟もしたと言って、それでも5人は関ジャニ∞を続けていくと決めたと言ってくれて、でも私はそれを受け止めきれませんでした。5人を応援したいという気持ちはあって、でも満身創痍の5人を応援する覚悟はあるのかというと自信がなくて、関ジャニ∞と距離を取ることを選びました。

47都道府県ツアーもどこか他人事のようで、テレビで5人でいる姿を見ても、なんだか受け入れられなくて遠くから眺めているのが精一杯の距離感でした。7人から6人になった時とは違って、本当に突然だったからなのかはわかりませんが整理がつけられないまま2年が経っていました。大倉くんと高橋くんも終わってしまい、レギュラー番組も見ず、「友よ」以降のシングルも買わず、送られてくる会報も読まず、それでもなんとなくいつか向き合える日が来ると思ってファンクラブは更新して過ごしていました。

 

転機になったのは「8BEAT」の発売でした。

4年振りのアルバム。

5人の曲は「友よ」しか聴いていなかった私でしたが、

直感が働いたのか「5人に向き合うならここだ」と思い立ち購入しました。

関ジャムも見ていなかったため予備知識はゼロの状態で再生しました。インストから始まり、「あぁ、私が好きになったエイトのバンドだ」と1曲目から新しさと懐かしさを感じ聴き進めました。初めて聴く曲しかなくて、新しい関ジャニ∞を知って、やっと前に進める、そんな気持ちになりました。みんな歌上手くなったなぁなんて思って、同時に、2年も応援できなくてごめんなさい、大変な時に何もできなくてという申し訳なさも感じました。でも、この2年の空白が必要だったのだとも思い。

 

配信ライブで、やっと、5人の姿を目を逸らさずに見ることができて、胸がいっぱいになりました。歌もバンドもダンスもMCも、5人になって進化していたけれど、今まで見た7人、6人の関ジャニ∞と変わらない暖かさや笑いに溢れたステージで、「やっぱり好きだなぁ」って心の底から思えて幸せな時間でした。

 

大倉さんを認識してから10年ぐらい、紆余曲折あったけれど関ジャニ∞が好きだと思える今。

 

関ジャニ∞がずっと続いてくれることは、ファンにとって幸せなことでメンバーにとってもそうであったならいいなと思います。

それと同時にメンバーのみなさんには自分のしたい事を自由にして生きていてほしいと思っています。ファンとかスタッフとか沢山の人たちが関わって関ジャニ∞は成り立っているのだと思うけれど、

縛られないでほしい。

気を使わなくていい。

幸せでいてほしい。

ジュニア時代から数えれば25年近く人のため、ファンのためにアイドルとして尽くしてきたみなさんに何を今更という感じだけれど。

 

 

 

なんというか、自分の今までを振り返るだけのつもりが最後逸れてしまったけれど、

18祭が無事に開催されて、あわよくば久しぶりに母と姉と3人で参戦できることを願っています。